MLBオールスターゲームとは?
MLBオールスターゲーム(MLB All-Star Game)は、毎年7月中旬に行われるアメリカンリーグ(AL)とナショナルリーグ(NL)の対抗戦です。その年の前半戦で最も活躍した選手たちが各リーグを代表して出場する、MLBシーズン最大のイベントのひとつです。
オールスターゲームは毎年開催都市が変わり、その都市のホームチームが使用するスタジアムで行われます。試合前日にはホームランダービーが行われ、翌日にオールスターゲーム本戦が実施されます。これら一連のイベントを「オールスターウィーク(All-Star Week)」と呼びます。
2003〜2016年まではオールスターゲームの勝利チームがワールドシリーズのホームフィールドアドバンテージを得る制度がありましたが、現在はそのルールは廃止され、純粋なショーケースゲームとなっています。
今シーズンの開催日程・出場選手(大谷翔平・山本由伸を含む当サイト収録選手の出場状況)はオールスターゲーム特設ページでまとめています。
オールスター選手の選出方法
オールスターゲームの選手選出は複数の方法で行われます。
| 選出方法 | 枠数(目安) | 内容 |
|---|---|---|
| ファン投票(Fan Vote) | 先発9名 | MLBの公式サイト・アプリでファンが投票。1ユーザーが1日複数票を投じられる |
| 選手投票(Player Vote) | 各リーグ8名程度 | 現役選手が候補者から投票して選ぶ |
| 監督推薦(Manager's Pick) | 各リーグ残り枠 | 前年のワールドシリーズ出場チームの監督がロースターを埋める |
| 最終投票(Final Vote) | 各リーグ1名 | 最後に残った候補者をファンが最終決定するイベント |
各チームから最低1名の代表が選ばれるルールがあるため、成績が振るわないチームの選手でもオールスターに選ばれることがあります。逆に成績が良くても同ポジションに強力な競合がいると選ばれないこともあり、毎年議論を呼びます。
選出された選手が故障・辞退した場合は監督推薦で代替選手が選ばれます。先発投手は一般的に1〜2回程度の投球が多く、主力選手の負担軽減が重視されます。
ホームランダービーの仕組み
ホームランダービー(Home Run Derby)はオールスターゲーム前日に行われる本塁打競争イベントです。8名の強打者が参加し、4分間のタイムアタック形式でホームランの本数を競います。
ルールの概要:
- 参加者:8名(招待制、ファン投票で選ばれる場合もある)
- 形式:トーナメント(8→4→2→優勝)の4ラウンド
- 時間制:各ラウンド4分(打者は打席の途中でタイムを1回要求できる)
- タイムアウト:30秒のタイムアウトを1回使用可能。残り1分を切った時点で打った本塁打のうち440フィート超の場合は30秒のボーナスタイム追加
ホームランダービーは観客が大いに盛り上がるイベントで、テレビ視聴率も高く、優勝者は翌日のオールスターゲームと並ぶ注目を集めます。大谷翔平選手は2021年のホームランダービーに参加・準優勝し、日本でも大きな話題になりました。
日本人選手のオールスター出場歴
多くの日本人MLB選手がオールスターゲームに出場しています。主な例を紹介します。
- 大谷翔平:2021・2022・2023年に選出。2021年はアメリカンリーグの先発投手として先発し、打者として1番を打つ異例の起用で話題に。2021年ホームランダービーは準優勝
- イチロー:2001〜2010年にかけて10回選出。2007年のオールスターではランニングホームランを記録し、MVPに輝く
- 松井秀喜:ヤンキース時代に選出経験あり
- 田中将大:2014年にヤンキースのエースとして選出
- 山本由伸・佐々木朗希:MLB移籍後の活躍によって今後の選出が期待される
ファン投票は日本のファンも参加できます。MLB公式サイト(mlb.com)から毎年5〜6月に投票が開始されます。日本人選手が候補に挙がった際には、日本からの組織的な投票運動が行われることがあり、ファン投票の上位に日本人選手が入ることもあります。
オールスターウィークのイベント一覧
オールスターゲームは単体のイベントではなく、複数のイベントで構成されるウィークです。
- フューチャーズゲーム(Futures Game):オールスター前日または前々日。マイナーリーグのトッププロスペクト(有望株)が出場する試合。次世代スターを一足早く見られる貴重な機会
- ホームランダービー:オールスター前日の夜に開催。約3時間のイベント
- オールスターゲーム本戦:7月第2〜3週の火曜日。9イニング制(延長あり)で、各チームから選出された投手・野手が出場
オールスターゲームはMLBのテレビ・配信での最重要コンテンツのひとつで、日本でもDAZNやMLB.TVでライブ視聴できます。オールスターウィークの期間中、選手は休養目的でゲームに出ないことも多く、チームとしては前半戦・後半戦の切れ目になります。